会社のルール・就業規則

小さい会社では、「社長=ルールブック」ということもしばしば。しかし、特に従業員が増えてくると、労働基準法がどうの、という以外で判断を下すべきケースがあれこれ起こる。電車が延着した場合は、遅刻扱いにするのか。病気やケガによる休業中の給与をどうするか、いつまで休職を認めるのか。慶事・弔事の休暇はどうする。祝金や見舞金も出すべきか・・・。などなど。

その時々の判断を、社長の脳みそだけで蓄積させるのは大変なことだ。○○さんのお父さんが亡くなった時、会社からお香典はいくら出したっけ、と元帳をめくる経理担当者もお気の毒である。やはり、ルールブックは文字にしておくべきだろう。

常時10人以上の労働者(パートタイマーなども含む)を雇っている事業場では、就業規則を作って労働基準監督署に届け出なければならない。10人未満であっても、届け出義務がないだけで、もちろん作成する分には構わない。

①必ず載せなければならないもの=労働時間・休憩・休日・休暇・賃金・退職(解雇を含む)

②定めをするならば載せなければならないもの=退職手当・臨時の賃金・安全衛生・災害補償・慶弔関係・表彰・制裁など

③その他=人事関係・服務規律など

①は書いて当然、結局は②と③(および①のうち解雇理由について)が、会社のオリジナリティーの見せ所となる。就業時間と休日を入れればできあがるような代物もあるけれど、ルールブックなのだから、ちゃんと運用できるもの・トラブルを防止できるものを作りたい。

就業規則の作成業務を受けた場合、どうしても社長や担当の方に目を通していただかなくてはならず、誠に申し訳ない。というのも、まさに字ばかりで、読みにくいこと限りなし。「どうにかならんか」と言われて、フォントをちょっとだけ可愛くしてみたこともあったが、あまり効果はなかったようだ。